お知らせ・近況

奇跡のリンゴの木村さん

2009年10月13日

ブログ開設から1ヶ月が過ぎ、チアキのおいしいブログ、
なかなか更新されず反省、、、。
季節はいつの間にかすっかり秋。

今日は名古屋センチュリーホールで行われた
COP10開催1年前記念行事 生物多様性フォーラム
というのに参加してきました。
会場は人・ヒト・ひと。ざっと1500名。

私が参加したのは第1部のオープニングから記念講演まで。
ゲストはあの"奇跡のリンゴ"の木村秋則さんとあってとても楽しみにしていました。

人間的にスバラシイお方でした。
農業に携わって30数年、その中10年近くの無収穫時期を乗り越え、不可能と言われていた、無農薬・無肥料のリンゴ栽培を成功に導いたサクセスストーリーと木村さんの人柄に感動。

成功の理由を、支えてくれた家族の理解と土の中にいる生物のおかげだとおっしゃっていました。微生物が土を耕してくれるから、僕はリンゴができるようにその環境をサポートするだけだって。
農薬を撒けばその環境の生態系は狂ってしまう。
畑にいる生物たちを観察する事によってたくさんの事に気づいたそうです。

"食物連鎖"

"必要だからそこに存在する"という考え方をすると
きっと多くの事に気づけるのでしょうね。

聞き手の滝川クリステルさんとのインタビュー形式だったのですが、
"成功までの道のり大変だったでしょう?"との問いに
"僕は1人でやっていたから大変だった。もしもっと大勢の人が集まって一緒にがんばることができたら、失敗ももちろん多いけど、そのぶん答えも多いでしょう"と。
なんだかジ~ンときました。

最初緊張気味だった木村さんがこの頃からノリノリに!

小さな手のひらサイズのリンゴを会場に持ってきていて、それのキレイだったこと!!
大切そうにポケットから取り出した木村さんのリンゴへの愛は相当なものだと感じました。
今はもう大きいリンゴがたくさんできるので、逆に小さいリンゴが貴重なんだって。

最後に、生物多様性を守っていくために私たちが出来る事。
農業に使う肥料、農薬などは地球破壊への影響がとても大きいそうです。
少しづつ変えていく事が重要だと、そしてそれには農家さんだけでなく周りのサポートも必要であり、みんなで変えていくという意識がとても大切だとおっしゃっていました。
(いきなり変えたら気ちがいになるからね とお茶目な木村さんでした)

ベジモさんのような自然栽培の農家さんがたくさん増える事、心から願っています。
私も実家の畑でいっちょ頑張ろう!と気合いの入った1日でした。

前の記事へ
ブログのトップページへ
次の記事へ

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://vegetablemotto.com/mt/mt-tb.cgi/2

コメントする