お知らせ・近況

内省で始まる2011年。

2011年1月 7日

先日3日にヴィパッサナー瞑想から帰ってきました。
1年のうちで世間が一番騒がしい時に、俗世を離れて10日間沈黙のままで、1日10時間座るという体験はとてもすばらしいものでした。(正直大変でしたが、、、汗)

なぜこれに行こうかと思ったのかというと、3年前にダンサーである当時のルームメイトが"とても良かったよ~"って勧めてくれたから。その後、マクロビオティックやヨガを深めていく中でこの瞑想の事を耳にする機会が多くなり、体験したいな~という気持ちが強くなったのです。
この一度きりの人生、より善く生きる術があるならなんでもやってみたいと思う。
そういうわけで、なんでも体験型の私はあまり深く考えずポチっと申し込んだのです。オホホ。

ここではすべての事がボランティアでまかなわれている。運営はじめ、マネージャーや食事係なども。すごい事です。
最初に携帯電話や本や書くものなどを受付で預ける。そう、この10日間は読んだり書いたりもだめなのだ。他人と目を合わせる事も禁じられている。
これは体や言葉の沈黙を完全に守ることによって心を沈黙に導いていくという事らしい。ご飯は1日2食。7時と11時の2食で、17時にお茶とフルーツのみ。

最初の2、3日間は心を鎮めていく為の呼吸瞑想。
座っていても心が過去へ未来へと暴走してとてもじゃないけど瞑想どころではない。。。。煩悩に塗れてますハイ。あちらこちらへと妄想を繰り返しハッと気づいて呼吸に意識を戻す。何十回、何百回これを繰り返した事か、、、、、。
心はあまり"今、ここ"にはいてくれてないらしい。そんな中、食事だけが日々の楽しみだった。(一番執着している事が表に表れるそうです。やっぱり?!)

大丈夫か~~~と時折心配になりながらも指折り日にちを確認。時計も持ってなかったのですべて鐘の音で動く。原始的でいいなあ。
自由時間もたいしてないので沈黙している事は全然苦ではないんだけど、なによりじっと座っている事が最初は苦痛でなかなか集中できなかった。
4日目に入るとだいぶ心が落ち着いてきて、いよいろヴィパッサナー瞑想のメソッドを教わり、明日からは座っている間は動いてはいけません!と。
ヒョエ~~と思いながらも誰とも話せないので一人で完結。

4日目は、この瞑想の継承者であるゴエンカ氏のマントラのあまりの長さに
"足が痛い~~~。いつまで唱えるんじゃ~。早く終われぃ!"
とイラっとしてみたり、、、。イラっとしてしまった瞬間にそれに気づく。
心はあらゆるものに反応する。その心から湧き上がってくる様々な変化をただただ観察し続けるのです。はっきりいってツライ。

普段だったら言葉が先にでて心の奥底(潜在意識)で感じていてもそれを味わう事は少ない。どんな小さなことにも心は反応していているんだろうな。
嬉しい、気持ちいいと思うような事も、嫌な感覚や悪いと思うような事も、これらは紙一重でどちらも"同じ"感覚。
ただ後者にはフタをしてしまったり、見ないように避けてしまうから心は苦しむんだね。どんな感覚にも平静な心で観察する事。すべては産まれては消え去るという無常の真理を理解する為に。先は長い、、、、。

ここにいる間(最後の日に沈黙が解かれるまでは)は完全に一人劇場。
自分で話しかけ、自分で答え、時にはツッコミも入る。
これが心地よかった。日々の最低限のルーティーン(食事、お風呂や歯磨き、着替え、散歩、、、)だんだん心が"今、ここ"にちゃんと居るのがわかる。

7日目(大晦日)に雪が降ったときなんだかとても嬉しくて!誰かに伝えたいけど伝えられない。雪の結晶をジッと見つめて、それを優しく手にとって冷たいという感覚を丁寧に確認する。なんでこんなものが空から降ってくるんだろう。。。。

このことか!!と嬉しくなった。自然の摂理は私たちにいろんなことを教えてくれる。春が来て夏が過ぎ、秋が来て冬になる。年の瀬騒がしている特別番組や、どこかで起こっている凶悪な事件のニュースも何も知らない。自分の目の前で今起こっている現実。

そんな事を思いながら、過ごしているとやっと?!10日目。
最終日の最後約30分はメッタ瞑想という愛と慈悲の瞑想を教わった。

ヴィパッサナーの修行によって否定的な感情が取り除かれるとそれは自然と現れる平和で穏やかな感覚。
ここまできたら涙がガ~~~~っと溢れてきて、私の身体は固まってしまった。
なんなんだこれは。ちょっとビックリした。
みんなが自分自身の心の中に平和を見つけられますように。とこのちっぽけな塊が全身で伝えようとしているそんな感覚。
すべての人たちと喜びや幸せをシェアできたらこれ以上素晴らしい事はないですね。

世界が平和になるためには、まずすべての人々の心に平和と調和が満ち溢れなければならない。
マジで、そう思います。

このメッターの後に外に出るとみんながおしゃべりしているのが聞こえた。
"聖なる沈黙が解かれました"との張り紙。
その瞬間、顔が笑う。まだ10日間見た事のなかったみんなの笑顔がとてもキラキラしてて嬉しかったよ~。

そんなこんなでみんなと仲良くなり、無事10日間を終えて戻ってくる途中京都駅で年始を迎えて大忙しの世間に遭遇。そうだ、私たちは年越しそばも食べてなければ、箱根駅伝も見てないし、明けましておめでとうという感じを忘れてしまっていた。
年が明けているという事を頭に深く記憶させて(笑)雑踏の中、一人ひとりバイバ~ぃとそれぞれの場所に消えていく。

戻ってきて早4日。沈黙の面影もなくすっかり元通りの生活ですが、青い空と暖かい太陽と大好きな人たちが周りにいてくれて今日も幸せだにゃ。

すべての生きとし生けるものが幸せでありますように!


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コメント(2)

普段なにげな~く生活していること、生きていることが
とっても幸せで、ありがたい事ですね。
日本に生まれ、回りの人々に愛され、風土に育まれている事は、とても感謝に値するすばらしい事です。
いい体験をしましたね。

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