お知らせ・近況

フランス紀行②

2011年11月13日

さて、ここから前回旅の途中でアップした①の続きです。
もう帰国して3週間経つのですが、やっと時間ができたのでのんびりと旅行記を更新することにします。

まずは前半の味覚研修の記事から書いていきます。

"基本のマクロビオティック食"から離れてしばしフランスの食を堪能。おかげで帰国後は大変だったんだけど、ようやく戻ってきました。
注)あまりのハメはずしっぷりに驚かないようにお願いします。

初日はパリ~トゥール間の電車遅延のため、私たち研修に参加する20名が宿に着いたのは1時間遅れの午後10時半。
ここから用意してくださった夕食を頂きました。スープ、パン、サラダ、チーズ、ワインなどフランス色いっぱいのお料理でお迎えしていただき一同感激。
しかし遅い時間なのでそこそこにみんな就寝。
まさに"食べる"から始まった初日でした。

france1.JPGのサムネール画像
こちら初日の朝日。真冬ですか??という驚きの寒さ。

朝はフランスパン、クロワッサンにコーヒー、紅茶、ジュースなど、"これがフランスかあ~。"というような朝食。これが、超おいしかったんだけど、ここから悪夢は始まっていたのだった。
フッフッッフ。それはまた後で。

朝食後はバスで1時間離れたミシェルさんの農場見学。
ここから食育研修のはじまりです。
france2.JPG

家族で経営していて現在4代目。
にわとり、ぶた、カモ、羊、ヤギ、牛などを飼育していて、家畜のエサにもこだわっているそう。
早速"地産地消"という言葉が出てきました。 
(あっ、私はフランス語はまったくわかりません。この研修にはレモン洋子さんという現地在住の方の通訳がついて下さいました。)
ここでは、"味覚の週間"で見学に来る子供から大人までをどのようにして食の関心を深めるのかを聞いたり実際見たりしていきました。

まずは3種類の卵を見せられてその動物のいる場所へ行きます。

france bird6.JPG
自由に動き回り育てられているにわ鳥様方。ここで子供たちは小屋まで行って一人一つずつ卵を取ってきます。
その後に自分の手でエサをあげる体験をするのだそう。そうすると動物と子供たちの距離はぐっと縮まるんだって。

france sheep.JPG
わたし、羊さんには親近感があります。大好きです。
ここでも触れてみたりエサをあげたり。

france cow3.JPG
牛さんです。モーモー!!って鳴いてたっけな~。忘れた。
エサを混ぜて作ったり、牛の赤ちゃんがどのように生まれてくるのかを実際器具を使って見せたり。これがものすごく盛り上がるみたい。

france 7shiryou.JPG
飼料が発酵するまでこの下に。すごい量でした。飼料にも気を使っていということで発酵の香りの良いこと!

france noujyou.JPG
こんな広大な土地で育てられたら、動物もハッピーだろうなあ。牛の近くに行って何種類の牛の鳴き声が聞こえるかなど、聴覚を研ぎ澄ませて音を聞き分けたり、、、、五感を最大限に使うことを学んでいきます。

最後に時間があれば、お乳を搾る体験をしたり、チーズやバターを作るところまでやるのだそうです。ここまでやると子供たちは食べ物が食卓に並ぶまでの流れを理解し、食べる事により興味を持ちます。

私たち一同はお料理をご馳走になりました。
france cheese4.JPG
いろんな種類のチーズ!すごいよ~~。

france wine.JPG
ヤギのチーズ、そしてワイン。このヤギのチーズの香りがもう"ヤギさ~ん!"の匂いがすごくてフレッシュ~。苦手な人多いかも、、、、。

france 5pie.JPG
パイやキッシュの種類もたくさん。食べきれないくらいの量を用意していただいて本当に私たち一同感激しました。

ミシェルさんがこのような取り組みをしていて面白い事は、3歳ぐらいからおじいさんおばあさんくらいの年代の方まで見学に来るそうですが、質問される内容がだいたい同じことなのだそうです。(笑)

フランスの味覚週間

2011年11月11日

すでにブログで触れたとおり、フランスの"味覚週間"の研修に参加してきました。

初めに私がこの研修に参加したきっかけと、フランスの"味覚週間"の取り組みについて触れておきたいと思います。

小学校で英語を教えはじめて3年目になりますが、子供たちの状態や、給食の内容について考えさせられることが多くあります。子供の教育に関わらせていただく一人の人間として、この子達が大人になった時に"幸せだなあ"って思って欲しいし、健康であってほしいと願う。

自分の経験からも"食べる事"というのは、身体の健康だけでなく、行動や、想いも作っているということを実感しているので、子供たちにどのように"食のありかた"を伝えられるのかとても興味があり、またそういう活動をしていきたいと最近その想いをいっそう強くしています。

こういう経緯から、食育に力を入れている三重県のモクモクファームさんから届いた一通のメールに大興奮。以前からフランスの"味覚週間"の事は耳にしていて、今回その味覚レッスンに参加できるとあるのを見て、"こりゃ行くしかない!"と思って決めました!こういうときの決断力はあるなと自分で感心してしまうくらい。

さてさて、ここから味覚週間についてお話します。長いけど、読んでね!

味覚教育の第一人者であるジャック・ピュイゼ氏(フランス味覚研究所所長)がトゥールで1974年に小学校から始めたこの"味覚のレッスン"は、"ピュイゼメソッド"と呼ばれ
"五感を最大限に使って味覚を目覚めさせ、食べる事を楽しむこと。 を目的としています。
このほかに賛同するレストランのシェフたちが特別メニューを作り、学生には割引料金を適応する"味覚のテーブル"、市民の味覚への奨励策で、教育ファーム、青空市場、デパート、スーパー等で郷土料理、ワインの試飲、チーズの作り方、料理教室などを紹介する"味覚のアトリエ"などの取り組みが行われています。

france elementary1.JPG

ピュイゼさんの"味覚のレッスン"は12課から成り立っています。

第1課 試食するときの5感
第2課 味覚
第3課 視覚
第4課 臭覚(嗅覚)
第5課 触覚と聴覚
第6課 香料
第7課 料理の準備
弟8課 好きな料理
第9課 地方料理
第10課 食物の保存
第11課 食べ物の含有物分析
第12課 特別の日の食事


味覚教育の最初のレッスンは"感じたことを表現すること"と自分自身を知ること"に集中しています。子供たちが言葉で表現できるようになると、食べる事に関係した新たな体験はより豊かで意味のあるものになります。
食べるという行為をする時、"意識的に味わう"と、私たちは本来誰もが持っている感覚を最大限に感じることができます。レッスンの最後には"特別の日の食事"として、子供たちは着飾ってレストランでおいしいお料理を味わうのだとか。これを子供たちはとても楽しみにしているそうです。

france school 1.JPG


毎年、テーマが変わるのですが、これがまた面白い。
2007 楽しいパーティ
2008 自分の味を知ろう
2009 皆のための味覚
2010 バランスの取れた食生活
など。


フランスは知ってのとおり農業大国。広い国土にたくさんの農業従事者。しかしその数も19世紀初頭から20世紀にかけ10分の1に減ってしまったそうです。農業の機械化と新技術の導入により人の手が必要なくなったことが大きな原因といわれています。どこの国も大変なんだな~~。
この"味覚の1週間"の取り組みによってフランスの食文化を守るべく、フランスは国を挙げて力を入れているそうです。

次回は"フランス紀行②"です。

おうちDEブランチ!

2011年5月 6日

昨夜焼いてみたベーグルをちょっと食べようと思って色々やってたら加速したのでそのままアメリカのブランチをイメージ。

0506bagul2.JPG

すごいボリュームで、ちょっぴり見苦しいですが味はおいしい~~~。
中身は焼いたポートベラマッシュルーム、玉ねぎ、トマト、レタス、マスタード、豆乳マヨネーズ。
解体して食べましたとさ、、、。

ねえ、ベーグルって焼く前に茹でるって知ってました?!

実は私にはベーグルにまつわるお恥ずかしい逸話があるんだけど、
アメリカ留学時代(まだバリバリ現役で踊ってた時ですよ)雑誌でベーグルの作り方ってのを発見して作ったんです。
プロセスが1~7まであったんだけど茹でるところまでしか載ってなくて(次のページが切れててなかっただけなんだけど)、フニャフニャのベーグルを作り"ベーグルって焼かないんだ~?!"とそれを次の日に友達とのサバイバルキャンプに持ってった事があるの。

場所:カリフォルニアの誰も居ない山中。

友達:"なんかフニャフニャなんだけど、これベーグルじゃないよね???"
私:"でも本に載ってた通りなんだけど、、、、なんかおかしいよね?"
友達:"ベーグルって食べた時にもっと外がパリってなるよ??もしかして焼くんじゃない?"
私:"そ、そうだよねえ。よし、焼いてみようか"
(知ってる人がみたらかなり笑える図だったと思います)

という話になり
焼いたらカチカチのベーグルが出来上がった。(すぐ焼かないと駄目らしい)

そこで"ベーグルは茹でた後に焼く"という事を知った若かりし頃の淡い思い出。今でもその友達に会うとあの時の話を出されます。

茹でる(30秒)とちょっと膨張してもちっとなるので、その後すぐにオーブン(15分)にいれると中はモチっ、外はカリってなります。

それにしてもあれ以来初めて焼いたベーグルは絶品でした。


只管豆腐

2011年1月25日

コレなんて読むかわかります??

ただかんどうふ?!?!かと思いきや、違うんです。只管と書いて"ひたすら"と読みます。
こうしてタイプしても普通に変換されるので、一般常識なんでしょか??
だとしたらお恥ずかしい話ですが。

只管豆腐2.JPG


このお豆腐とってもおいしい~~~!!!ヤバイです、これは!
知る人ぞ知る もぎ豆腐店の"三之助(みのすけ)豆腐"シリーズは豆腐フリークの間では人気の大御所。
只管豆腐というものが出ていたとはしりませんでした。

この豆腐の特徴は北海道産大粒大豆を使い、通常よりも豆乳の濃度を薄くし、高温でにがりを打つ製法を取っていること。
通常の豆腐は70℃~75℃の豆乳ににがりを打ちますが、只管は85℃でにがりを打ち型箱に入れて約1時間ほど(他の豆腐の倍)かけて自然脱水。

そんな特徴を生かし、いただいた田原産のイチゴを使い、豆腐デザートを作ってみました。

只管豆腐.JPG

豆腐を切り、イチゴを上に乗せメープルシロップをタラ~ンとかけただけのシンプルデザート。これ本当においしい!!子供のデザートには最適です。
やわらかくスッキリとした味わい!!!
薄い豆乳ににがりを打ってるので豆腐っぽさが全然なく、それがまたデザート向きなんです。
この豆腐、1丁567円とお高いのですが、あの甘~~いケーキを我慢して(ケーキ1個分より少し値が張りますが)これをデザートとして受け入れる価値はある!!
(写真は1/4丁よりも少し小さめに切ってあります。)


実は私、以前豆腐作りにハマッていた事もあり、一時期の趣味?が高じて豆腐屋でバイトした事もあります。
そして家ではせっせと大豆を煮て、にがりを打ち、豆腐作りのミニ機械まで購入。豆腐研究ノートなるものを書いていた時期もありました、、、、。
結局、労力を考えるととても割りに合わないと気づき数ヶ月で豆腐作りキットはお蔵入りでしたが。今も家のどこかに眠っているはずです。アハハ。


このお豆腐はこの辺りだとスーパーアツミの山田店さんに置いてあります。
いつもあるわけじゃないので発見した方は、豆腐が呼んでいる~と思って試してみてくださいな。

オヨメちゃんのれんこんパスタ

2011年1月23日

弟のオヨメちゃんがれんこんパスタを作ってくれました。
4年前に弟と結婚して、今や立派に2児を育児中のパワフルでかわいいママです。かわいい顔して、子供をおんぶして草を取り、くわを持って畑も耕すたくましさに脱帽。

マクロビオティックにも興味を持ってくれて、只今ベビーヨガのイントラ目指して勉強中。価値観が似てるので姉妹のように仲良くしてます。

renkonpasta.JPG

分量は分かりませんが、絡めてあるソースの材料は、

・ごま油
・しょうゆ
・みそ
・豆板醤

だそうです。

1.鍋いっぱいのお湯に塩を加えパスタを茹でる
2.蓮根を輪切りにして炒め、あらかじめ混ぜておいたソースを加える
3.茹で汁も加えてソースをゆるめ、パスタを絡めて出来上がり~~!!

蓮根の他にねぎとしいたけが入ってました。
完全植物性で化学調味料不使用の中華風パスタ。おいしかったよ~。

こうやってお互いいろんなものを作っては敷地内の2棟(両親の家と弟の家)を往復して
"これ作ったからどうぞ~~~!"って毎日のように交換してます。

こういうのがずっと続けばいいなって思うよ。
いつもありがとう。

ブログのトップページへ